こんにちは。脱サラ数学者の妻たーこです。
『ヘアドネーション』という言葉を知っていますか?
文字通り『髪の毛の寄付』という意味で,
日本では主に,小児がんや先天性の病気,事故などで
カツラが必要な子どもたちのための,
医療用ウィッグを作る髪の毛を寄付する時に使う言葉です。
私の娘も3歳の時にヘアドネーションをしました。
今日はその時の話です。
ヘアドネーションには31cm以上必要
医療用ウィッグを作るために必要な長さは,
最低でも31cmは必要だそうです。
31cmでショートウィッグ,
ロングウィッグになると60cmなければ作れないんだとか。
以前は15cmあれば寄付できる団体もありましたが,
2022年3月現在は受付をしていないそうです。
私の娘がヘアドネーションをしたのは3歳。
まだ小さな体だったので,
35cm伸ばすのが限界でした。
![](https://kosodatemath.com/wp-content/uploads/2022/03/7E016DB4-7BA9-4202-BE4B-39327CA51EEA-683x1024.jpg)
おしりまで伸びた髪の毛。
『赤ちゃんの筆』を作るために10cmほど切った以外は,
生まれてからずっと伸ばしていました。
娘の髪はダメージもなくとってもきれいな髪ですが,
ヘアドネーションのための髪の毛は,
パーマやカラーをしたことのある髪でも,
よっぽどひどいダメージがなければ OKだそうです。
寄付は個人でも美容院経由でも
娘の場合,ヘアドネーションを受け付けている美容院でカットをしてもらい,
そのまま送ってもらいましたが,
ヘアドネーションを受け付けていない美容院でカット,
もしくは自分でカットして,
自分で送るという方法も可能だそうです。
その場合,寄付をした証明みたいなものがもらえるそうですが,
私は自分で送るのが面倒だったので,
美容師さんに託しました。
![](https://kosodatemath.com/wp-content/uploads/2022/03/4971ACA5-F95E-49CB-9E83-97EBBB528E3F-806x1024.jpg)
寄付する髪の毛は,
写真のように束にしてから切っていきます。
ヘアドネーションができる代表的な団体
娘が寄付をした団体は,
カットしてもらった美容院が提携をしている
『HERO』という団体でした。
![](https://kosodatemath.com/wp-content/uploads/2022/03/05D6990D-ACD2-4FC7-BE6C-FD5AE9536E20-1024x683.jpg)
他にも『ジャーダック』『つな髪』が代表的な団体で,
よく選ばれているそうです。
ヘアドネーションをしてみて
![](https://kosodatemath.com/wp-content/uploads/2022/03/FBF8B4EC-630E-428D-9472-CC5F3661C4CC-709x1024.jpg)
娘の髪は,もともとヘアドネーションをするつもりで
伸ばしていたわけではなく,
七五三のために伸ばしていたのですが,
あるきっかけでヘアドネーションのことを知り,
七五三をやった後も切らずに伸ばしていました。
3歳の娘からしたら,
毎日のシャンプーやドライヤー,
幼稚園に行くために結んだり,
ひどく絡まったらトリートメントをつけながら解かしたり,
とても大変だったと思います。
それでも私は,とてもいい経験だったと思います。
寄付をした当時はまだ,
自分の髪の毛が誰かの役に立っているかもしれない,
なんて理解もできなかったでしょう。
(いま話しても理解できないかもしれませんが)
もう少し大きくなったら,
写真を見せながら話をしてあげたいと思います。
そして今度は本人の意思で,
「ヘアドネーションをしたい」と言ったら,
31cm以上伸びるまで協力してあげたいと思います。